「ホステスの仕事に興味がある!けれど、実際の仕事はどんなもの??」とイメージがわかない女性もいるでしょう。
この記事では、一般的にどのような店でも共通する、ホステスの仕事の仕方をご紹介します。
ホステスの仕事内容とは?
ホステスの仕事内容は、大きく次のようなものが挙げられます。
- お客様と会話する・場を盛り上げる
- お客様のお酒をお作りする
- お客様のタバコに火をつける
このほかにも、営業時間外での連絡や、同伴・アフターなども仕事に含まれますが、この記事では、営業時間中の仕事の基礎に絞って情報をお伝えします。
ホステスとして働くときのマナー:席の座り方
背もたれのある席へ座る際には、背もたれに体を預けないよう気をつけます。
背筋を伸ばし、腰掛ける位置は気持ち浅く。
また、どなたかと会話する際には、それ以外のお客様に背を向けることがないよう、座る位置や姿勢には常に気を配りましょう。
足は揃えて座り、足組は厳禁。腕組や頬杖なども厳禁です。
ホステスとして働くときのマナー:お酒の作り方
- お酒を注ぐ前に、ゲストグラス(お客様用のグラス)から、はみ出ない程度の氷を、グラスいっぱいに入れます。
- お酒を注ぎます。特にお客様から濃いめ・薄めと指示がなければ、目安としてはウィスキーなら2フィンガー(指二本分の高さ)、焼酎は気持ち多めに注ぎます。
必須ではありませんが、お酒を注いだ時点で一度かき混ぜるのを好むお客様もいます。お酒と氷がなじみ、角がとれるとのことです。 - 割もの(水・ソーダ・お茶など)を注ぎ、混ぜます。マドラーで何度もかき混ぜるのではなく、1〜3回程度で十分です。
女性用も同様につくります。女性用は通常、ゲストグラスよりも一回り小さい「レディースグラス」というグラスで作ります。
ビールを注ぐ場合は、ラベルを上にして注ぎます。
いずれの場合も、ボトルや割りものを持つときは必ず両手で作業することを意識しましょう。
また、グラスを乾杯するときは、お客様のグラスよりも低い位置でグラスを合わせるようにしましょう。
席を立つ際には、グラスを飲み干してから「ごちそうさまでした」と伝えて去るのがマナーです。
ホステスとして働くときのマナー:タバコへの火の付け方と灰皿交換
ターボライターは火が見えにくく、お客様に危険を伴う場合があるので、使用しないようにします。
タバコに火を付ける際は、自分の手元でライターに火をつけたあと、お客様の方へ火を移動させます。
その際、もう片方の手で火を隠すようにしてタバコに火をつけます。
マッチの場合は、自分側に擦ることに気をつけ、同様に火をつけます。煙がお客様のほうへ向かないよう、火を消したら机の下に移動させます。
灰皿は吸い殻が1〜2本たまったら交換します。
本数はお店によってルールが違いますので、事前に確認しておきましょう。
交換時は、吸い殻の入った灰皿の上に、新しい灰皿を乗せ、吸い殻を隠した状態で下げます。
そこから新しい灰皿をお客様の手元に差し出します。
ホステスとして働くときのマナー:おしぼりの扱い方
おしぼりをお客様にお渡しする頻度は、お店によって異なります。
来店時とお手洗いから戻った際に随時お渡しするケースが多いものの、まれに来店時のみのお店もあります。
おしぼりは広げた状態でお渡しします。
使い終わったおしぼりは、ぐちゃぐちゃにしたままではなく、たたんでお客様の手元に置くようにします。
畳み方は、
- おしぼりを縦に折る
- さらにもう一度縦に折る
- 細長くなったおしぼりを、両端から中央に向けて二度折る
見た目は、正方形に近い形になります。
もう使わないおしぼりは、その形状のまま立てたり、三角折りにしたりして、脇に置いておきます。
ホステスとして働くときのマナー:お手洗いの使い方
お客様とホステスが同じお手洗いを使う場合、使い方にも注意が必要です。
夜のお店の一般的なルールとして
- 便座をあげておく
- トイレットペーパーは三角折りにしておく
という状態を保っているお店がほとんどです。
女性が使ったあとはつい便座を下ろしてしまいがちですが、メインで使うのは男性ですので、便座を上げておくのを忘れないようにしましょう。
また、お手洗いのなかで汚れを見つけた場合はすすんで掃除をしましょう。
どうしてもお酒の入る席なので、汚れやすくなり、開店前の掃除だけでは間に合わなくなくなりがちです。
常にお客様が気持ちよく使えるよう、清潔に保つことも意識しましょう。