2月の一大イベントであるバレンタインデー。恋人や夫への贈り物をする人はもちろんのこと、親しい友人やお世話になっている職場へチョコを贈る人も多いことでしょう。
ホステスももちろん、お客様へバレンタインデーのギフトをお渡しする時期。
今回は、ホステス初心者は悩みがちな「バレンタインデー」についての記事です。
ホステスのバレンタインデー:ギフトを渡すかどうかは本人次第
基本的に、ホステスがお客様へバレンタインデーのギフトを贈ることに関しては、「バレンタインデーなのでお客様に〜を差し上げなさい」とお店から決められているものではなく、ホステスそれぞれの判断に任されていることが一般的です。
その場合、もちろんお店からバレンタインデー用に特別手当が出されることはないため、あくまでも自己判断で、ギフトをお渡しするかどうか、何をお渡しするかどうかを決めることになります。
ホステスのバレンタインデー:ギフトはお渡しするのがおすすめ
あくまでこの記事での見解ではありますが、売上を伸ばしたい・指名を取りたいホステス・キャバ嬢であれば、自腹でもバレンタインデーのギフトは用意することをおすすめします。
いつ来店するかわからない方の分まで、ある程度余裕を持って準備しておくと、なお良いでしょう。
こういったイベントを重んじるかどうかはあくまで主観です。
ホステス自身があまり価値を感じておらず、プライベートではバレンタインデーにギフトを全く用意しないということもありますが、バレンタインデーは「お世話になっている方に贈り物をするイベント」としても、世間では認知されがちなのも事実。
色恋営業に限らず、人によっては義理人情・礼儀として受け取られがちな場面でもあるため、お渡しするに越したことはありません。
また、男性は何歳になっても、既婚・未婚に関わらず、モテていたい・競っていたいもの。「今年は◯個もらったよ」と周りに自慢げに話したい心理もあるでしょう。
周りがお渡ししなければ、抜きん出て好印象を持たれますし、逆に周りがお渡していれば「この子だけくれなかった」ともなりかねません。
あくまでもホステスのキャラクターや、方針にもよりますが、始めて間もなく、お客様との関係づくりを重要視している時期であれば、ギフトをお渡しするのが無難でしょう。
もちろん、こういった儀式的なイベントを嫌がるお客様もいます。
また、家庭がある方はどうしても受け取れないというケースもあります。
そういった方がたにはお渡しするのは避けましょう。
ホステスのバレンタインデー:営業方法
「バレンタインデーのギフトをお渡ししたいので、ぜひお店に来てくださいね!」というのがありがちな営業方法。
当然ながら、それをきっかけに来店してほしいという思惑をもってバレンタインデーに臨むホステスも多いはず。
しかし、お客様のなかには、「行ってもギフトの何倍ものお金を店で使うしなぁ…」と感じてしまう方がいるのも、残念ながら事実です。
そのような思考になりそうな方には、
「バレンタインデー前後に来店できそうですか?その場合は、ギフトをお渡ししたいので、用意しておきますね」
程度にお声がけするのが良いでしょう。
また、その方の好物や、限定品など、その方が特に喜びそうなものをお渡ししたいなどと伝えるのも、良いかもしれません。
ホステスのバレンタインデー:ギフトの金額
バレンタインデーのギフトにかける金額はさまざまです。
ホステスとして高い報酬を得ている女性にとっては、バレンタインデーのギフトも経費の一つですから、高額な予算をあてる方もいます。
ただ、まだあまり余裕がないという方は、ムリは禁物です。
数百円〜2,000円程度のギフトを工夫してお配りしても、失礼ではありません。
また、日頃自分に対して大きな金額を使ってくださる方には、他の方と差別化して、特別豪華なものをお渡しするなどするのも、ひとつの方法です。
ホステスのバレンタインデー:好まれるお菓子
一般的にバレンタインデーといえばチョコレート。ウイスキー好きの男性は、好んでチョコレートをつまみにする方もいらっしゃいます。
ですが、お酒を嗜む男性には「甘いものが苦手…」という方も多くいます。
おひとりおひとりの趣向に合わせてお菓子を変えるのも良いですが、もしあまり考えず、まとめて購入するのであれば、塩っけのあるお菓子が男性ウケするのでおすすめです。
おかきやせんべいは喜ばれますし、単価も洋菓子より控えめに済みます。
ホステスのバレンタインデー:ギフトを買う場所
バレンタインデーのお菓子を選ぶ場合、値段がそれなりに高いものであれば心配はいらないのですが、余裕がなく控えめな金額のものを選ぶときは、なるべく、どこの駅ビルにも入っているようなありふれたお店のものは、避けることをおすすめします。
お客様自身の目に入り、値段がわかってしまうリスクがあるからです。
控えめな値段のものを選ぶのであれば、限られた場所でしか展開していない商品を買うと、そのようなリスクは避けられます。
また、名の通った名店のものや、高級感あるパッケージのものを選ぶのも、良いでしょう。
ホステスのバレンタインデー:お客様の家族事情への配慮
お客様にもさまざまな方がいらっしゃいます。
独身の方には、さほど心配はいらないでしょうが、家族持ちの方には配慮が必要です。
なかには夜のお店に通っていることを隠している場合もあるので、そういった方には、色気を感じるものよりは、「職場の部下にもらったんだ」といえるようなライトなものが向いているかもしれません。
とはいえ、奥様公認で、夜のお店に通われている方は、むしろもらったお菓子を奥様と食べる…という場合もありますので、そういった場合は、女性が食べても美味しいと思えるものを選ぶのも良いでしょう。
なお、病気などで食べ物に制限がある方には、お菓子ではなくハンカチや靴下などもおすすめです。
ホステスのバレンタインデーまとめ
あくまでもこういったイベント時に、ギフトをお渡しするのは「心遣い」です。
日頃の感謝や、これからもよろしくお願いしますという気持ちを込めて、相手の喜ぶものを考え、お渡ししてみましょう。
気持ちが届くと、お客様もきっと喜んで受け取ってくださることでしょう。
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