働く前に

わたしでも銀座のホステスとして働ける?昨今の銀座ナイトワーク事情とは

編集長のyukiです。この記事は、現在ナイトワークを始めたい女性や、他エリアから銀座へ移ることを検討している女性へ向けて、わたしの主観から書く紹介記事となります。

バックボーンによって捉え方が異なると思いますので、わたしのナイトワークの経歴に関して知りたい方は、こちらをご確認ください。

「銀座のホステス」のイメージとは

銀座関連の記事やコラムを読むと、現役ホステスや、過去ホステスをしていた人たちの書く
「銀座エリアでは、売上制以外ありえない」
「日給は4万円以上が当たり前」
「スニーカーやジーンズでの通勤なんてありえない」
などと言う記事に行き当たります。

もちろん、そのような店があり、そのようなホステスさんたちがいるのも事実です。

そのような方々から見ると、それが一般的に見えるのだと思います。

また、そのような店が在り続けるからこそ、銀座が銀座として、格式高く、ステータスある街であり続けられるということでもあります。

しかし、実際に銀座で働く女性として、実はわたしは、また違った見方も持っています。

銀座の変化

昨今の不景気の影響を受け、銀座という街自体、ひと昔前の活気はなくなっているようです。

キャリアの浅いわたしでさえ、この数年での変化は感じています。

昔から長い年月銀座で働いている人はなおのこと、変化を痛感されているようです。

具体的に言うと、経費として飲み代を落としてくれる企業が激減しているということです。

残業も減り、娯楽にあてられる時間やお金も減っている…という時代の流れもあるでしょう。

銀座でお金をかけて飲むことをステータスに感じ、豪快な飲み方をされてきた方々が、引退の年齢を迎えてきたというのも理由のひとつです。

今も、経営者や会社役員の方が、ポケットマネーで飲まれることはあります。

けれど以前ほど、接待などで使える機会は減ってしまったようです。

リーズナブルな店の需要が増している銀座

そうなると、先に挙げたような「ホステスの給料が一日4万円以上」という高級クラブだけではなく、よりリーズナブルに飲めるお店が求められるようになります。

先のような高級クラブであれば、ひとりあたりの席料だけで5万円〜10万円という価格設定も珍しくありません。

それに対して、意外と銀座で多いのは、ひとりあたりの席料が15,000〜25,000円くらいの価格帯のお店です。

高級クラブに比べて、素人っぽい子が在籍し、お客様を抱えているのはママと一部の売上ホステスのみ、あとはヘルプ…ということもままあります。

もっと安い価格設定をしている店もあります。さらに、クラブでありながら時間制を導入しているお店もあります。

派遣ホステスがよく派遣されるのも、この価格帯のお店です。

時代の流れで、「銀座の高級感はそのままに、けれどリーズナブルに楽しみたい」という欲求に応えるお店が増えてきたということでしょう。

ひと昔前の銀座のイメージを持たれている方は驚かれますが、今や銀座は高級クラブだけではなく、キャバクラ、ラウンジ、スナック、ガールズバーなどがどんどん増えています。

副業ホステスが増えてきた銀座

それに伴い、働く女性たちも、いわゆる典型的な「銀座のホステス」とは違ったタイプの女性も増えてきました。

普段は会社員、自営業、学生をしながら、空いた時間で週に何日かだけ働く…というダブルワークの女性も必然的に多くなります。

プロ意識の高い、本業一本のホステスに比べて、アルバイト感覚で働く女性を、お店側も活用するようになります。

それが、時給制での雇用や、ロングドレスではなくてもOKであったり、ヘアメイクも細かく言われない、通勤時のスタイルも自由…という風潮になっています。

だからこその「普通さ」「素人っぽさ」が魅力となり、お客様にウケているということも多々あるのが現実です。

銀座ホステスの時給の相場

求人情報を探した場合、銀座のクラブで検索すると、未経験であれば、時給2,500円〜4,000円程度の間が主流なように思います。

スナックやバーでは、2,000円〜2,500円前後でしょうか。

経験値や、お客様を呼べるかどうかでさらに時給が変わります。また、入店後の仕事ぶりで給料が上がっていくこともあります。

メディアで描かれる「銀座のホステス」をイメージすると、安いと感じられるかもしれませんが、その分、気楽な働き方ができると言えるでしょう。

日給数万円、月収数百万円が可能なホステスは、当然銀座には存在していますが、その分、非常にストイックで、課せられたノルマを日々こなしています。

ホステスとしてさまざまな働き方ができる街・銀座

わたしがこの記事で何をお伝えしたいのかというと、「銀座という街は、実はとても間口の広い街である」ということです。

本業レベルでしっかり稼ぎたいひとにも活躍できる場があり、逆に、副業レベルでたまに働きたいひとにも、居場所が用意されています。

それでも、お店を切り盛りするママやオーナーたちの「ここは銀座だから」という誇りが、街全体の高級感や落ち着きを守っている…そんな印象です。

お客様層も落ち着かれていて、働きやすい環境であることは間違いありません。

ぜひ迷われている方には、銀座で働いてみることをおすすめします。

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