ホステスとして働く女性のなかには、家庭の事情を持っている人もいます。
なかでも、シングルマザーである女性にとって、短時間で効率よく稼げるナイトワークは非常に魅力的。
しかし、シングルマザーとしてナイトワークをはじめるには、注意すべき点もいくつかあります。
シングルマザーが夜間家をあけることの難しさ
子どもが一人で留守番できるようになる年齢であれば、さほど心配は要りませんが、そうでない場合はなかなか子どもだけを家に置いておくのは難しいもの。
日中は保育園・幼稚園・学校などに子どもを預けることができても、夜間はそうはいきません。
家族と同居していて、親などに子どもを見てもらえる場合は、安心して外へ出られますが、家族と離れて暮らしているひとにとっては夜間働くことはなかなか難しいのも現実です。
シングルマザーのホステス・キャバ嬢は24時間保育を活用している
そんなシングルマザーのホステス・キャバ嬢が活用しているのが「24時間保育」など、夜間でも子どもを預かってくれる施設。
お店や自宅の近くでそういった施設がある場合は、帰路につくまでの間に子どもを迎えにいっていっしょに帰宅することができます。
また、質の良い保育所で預かってもらえる場合は、教育上も特に大きな問題がなく育つというデータもあるようです。
シングルマザーのホステス・キャバ嬢が24時間営業の認可保育所を活用することの難しさ
夜間保育自体は、ナイトワークに限らず、不規則な仕事をしていたり、夜勤がある仕事・残業の多い仕事に従事するシングルマザーや共働き夫婦に、とても需要があります。
しかし、待機児童の問題も多いなか、夜間保育もその問題は変わりません。
そもそも夜間保育を実施している認可保育所は、全国にもごくわずかしかありません。認可保育所に夜間子どもを預けようとすると、非常にハードルが高くなってしまいます。
認可外の保育所・託児所の中から、質の良い施設を探していくのが良いでしょう。
シングルマザーのホステス・キャバ嬢が利用する24時間保育の料金相場
東京都内であれば、通常の利用料に加えて、一時間あたり500円の深夜料金を追加して利用できるなど、リーズナブルな価格設定をしている保育所があるほか、1時間あたり600円として定め、月極め契約で割安とした価格設定をしている保育所もあります。
目安としてどれくらいの料金がかかるか、一部の例をご紹介します。
銀座 キッズ花花 24時間保育
- 入会金：50,000円
- 東京都中央区銀座7丁目15-18
月極め料金
4ヶ月未満
50時間まで 93,500円
100時間まで 145,000円
150時間まで 170,000円
200時間まで 185,000円
1歳未満
50時間まで 78,000円
100時間まで 108,000円
150時間まで 120,000円
200時間まで 148,500円
2歳未満
50時間まで 73,000円
100時間まで 88,000円
150時間まで 105,000円
200時間まで 128,500円
2歳以上
50時間まで 55,000円
100時間まで 78,000円
150時間まで 88,000円
200時間まで 100,000円
この基本料金に加え、深夜（22時～翌7時）は30分につき250円の追加料金が発生。
※いずれも税込価格
浅草 パンダ託児所 24時間保育
- 年齢：1歳児〜小学生まで
- 託児料金：一律 600円
- 施設利用料：5,000円
- 東京都台東区浅草4-44-7 眞田ビル1F
月極め料金
48時間コース
28,800円
超過料金 600円/1時間
72時間コース
43,200円
超過料金 500円/1時間
96時間コース
57,600円
超過料金 450円/1時間
120時間コース
72,000円
超過料金 400円/1時間
※いずれも税抜き価格
利用例
【72時間コース】
週3回 18時～24時の場合
43,200円+施設管理費5,000円
48,200円
【96時間コース】
週3回 19時～27時の場合
57,600円+施設管理費5,000円
62,600円
【120時間コース】
週5回 18時～28時の場合
72,000円+施設管理費5,000円
77,000円
シングルマザーのホステス・キャバ嬢はペナルティのゆるい店を選ぶのがおすすめ
24時間保育を行なっている託児所を見つけられたとしても、一番の問題は子どもが自分の都合では動いてくれないことでしょう。
突然の発熱や体調不良によって、こういった施設に預けられないケースがあります。
中学生以上であっても、思春期独特のあらゆるトラブルが起こり、仕事を休まざるを得ないこともあるでしょう。
シングルマザーでホステス・キャバ嬢として働く場合は、こうした避けられない突発的な仕事の休みに柔軟に対応できるかどうかを判断していく必要があります。
ナイトワークでは当日欠勤はペナルティが課せられることが一般的です。
金額としては一日あたり5,000円〜10,000円以上、もしくは日給の100%〜200%を罰金として徴収される店舗もあります。
自分でコントロールできない突発的な休みが生じるシングルマザーは、こういったペナルティが少しでもゆるいお店で働くことが理想です。
ペナルティの厳しい高級クラブよりは、時給は低くとも、スナックやバーなどを選ぶのもひとつ。
また、在籍ホステスよりは不安定ではあるものの、当日に出勤するかどうかを決められる派遣ホステスとして働くのも良いでしょう。
