仕事の悩み

アフターに行きたくない時に…アフターの上手な断り方とは

ホステスとして働く上で、どのように振る舞えば良いか悩んでしまう「アフター」。行くに越したことはありませんが、時にはお断りしたいこともあるでしょう。

今回はアフターの断り方についてご紹介します。

アフターに行くメリット・デメリットとは?

どんなときにアフターに行くべきかの判断基準や、帰りのタクシー代についての記事は、こちらをご覧ください。

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アフターの最大のメリットは、お客様との関係構築です。

普段懇意にしていただいているお客様と、より関係を深めるためはもちろん、これから仲良くなりたい人との関係づくりのきっかけにもなり得ます。

また、「終わり良ければ全て良し」の発想で、自店で思ったように満足していただけなかった場合に、アフターフォローの意味合いで接待するために行くのも良いでしょう。

ただ、アフターは店からの報酬にならず、体力的にも厳しいことが多いため、必ずしも付き合う必要はありません。

また、身の危険を感じるお客様の場合は、むしろお断りしましょう。

アフターを断る場合、

  • 一度だけ断りたいのか
  • 誰に対しても毎回断りたいのか
  • 特定のお客様だけ毎回断りたいのか

によって、断り方が変わります。

一度だけアフターをお断りしたい場合

「まだこのお客様が信頼できるかわからない」という場合、アフターには無理にお付き合いする必要はありません。

アフターは営業時間後にふたりきりになれる場でもあるため、お客様も「あわよくば」という期待を持っていることがよくあります。

知り合ったばかりのお客様の場合、その方のテリトリーで飲ませ、お持ち帰りを狙われることもありえるため、慎重に行くのが良いでしょう。

一度だけアフターを断る:翌朝早起きしなければいけないと言う

実際にダブルワークかどうかは別として、昼間の仕事をしている設定で「どうしても翌朝が早く起きなくてはいけない」としておくのが一番断りやすいかもしれません。

その上で、「外で食事するなら同伴の方が時間が作りやすい」などと、同伴に誘導するのも一つの方法です。

ただし、これはこの先も「昼間の仕事をしている」という設定を貫かなくてはいけないので、もしナイトワーク一本の人がこの口実を使う場合は、うっかりボロが出ないように注意しましょう。

一度だけアフターを断る:出会ったばかりの人とはアフターは行かないと断言する

「何回も来店してくれているお客様とだけ、アフターをするようにしている」などと断言し、「何度か通ってくれたら行きましょう」と、今後の来店を促す方法もあります。

「出会ったばかりの人と深夜に会うのはちょっと…以前怖い思いをしたことがあるので…」と伝えるのも良いでしょう。

一度だけアフターを断る:今日はたまたまダメだと伝える

お客様の印象としては良いけれど、今日のアフターは控えておきたい…という場合は、

「最近忙しくて体調が悪いため、ここ数日、アフターはお断りしている」

「このあとミーティングがある」

「ほかのお客様とのアフターの約束が入っている」

など、「今日はたまたまダメだけど、次回なら良いですよ」というニュアンスでお伝えするのも良いでしょう。

アフターに行くならば周りに協力してもらう

もし出会ったばかりのお客様と関係を作りたいけれど、不安も残る…という場合には、自分のテリトリーに持ち込むのがおすすめです。

自分に行きつけの店があり、店員とも親しい場合などは、「アフターに行くなら、私のおすすめの店にしても良いですか?」とそこにご案内する方法です。

自分のテリトリーにお連れすることで、無理に飲まされて酔わされることなどを防ぎつつ、関係を作ってみましょう。

また、ホステスが複数人いる状態でアフターに持ち込めると、トラブルを防ぎやすくもなります。

あらかじめホステス同士で連携をとり、ふたりきりにならないようにアフターに行くようにするのも良いでしょう。

誰に対しても毎回アフターをお断りしたい場合

実際にダブルワークをしていたり、シングルマザーで子どもを育てていたりすると、基本的にアフターにいくのが難しいという場合もあるでしょう。

ほかにも、個人的な事情や、体力的な理由でアフターが難しい場合もありますし、そもそもアフターにモチベーションがなく、できれば避けたいという人もいますよね。

理由をそのまま伝えられるようであれば、ありのまま伝えるのが一番です。伝えられない場合は、

「家族と同居していて、ナイトワークしていることを隠している。終電で帰らないと家族がうるさい」

「女友達の家に住ませてもらっていて、遅く帰るとその子に迷惑がかかる」

「ペットがいて、えさをあげるためにどうしても早めに帰らなければいけない」

などと、もっともらしい設定を作りましょう。

ただし、住まいの場所や家族構成など、それまでの会話の中で違ったことを話していると、ボロが出てしまう可能性があります。

「アフターは必ず断る」と決めているのであれば、誘われてから困らないよう、設定をあらかじめ作り一貫しましょう

特定のお客様とのアフターを毎回お断りしたい場合

アフターでふたりきりになることに身の危険を感じる場合など、特定のお客様とだけ、毎回アフターを断りたい場合もあるでしょう。

基本的には、その方に前項までの断り文句を伝えることで問題はありません。

ただし、そのように断っているにも関わらず、別の日にほかのお客様とアフターをしているところで鉢合わせてしまうこともありえます。

そうなったときには、「基本断ってはいるけれど、たまにアフターに行くこともある」と伝えるのが良いでしょう。

その場合、

「お世話になっているお姉さん(先輩)に代わりに頼まれて、どうしても断れなくて」

「たまに突発的に時間がつくれるときがあって、そのときに運良く誘われたら、アフターに行くようにしているんです。でも、いつになるかは直前までわからなくて」

などと、「行きたくなかったんだけれど仕方なく」「行けるかどうかは運が良くないと無理」などと伝えるようにしましょう。

仕事後に同僚ホステスと飲んでいるところにお客様と鉢合わせた場合も、そのような理由で言い訳ができるでしょう。

アフター後どうしても別々に帰りたい場合

もしもアフターに行った先で、身の危険を感じるなど、どうしてもいち早く帰りたくなった場合などは、早めに切り上げるようにしましょう。

こういった場合、当然ながら別々に帰ることが望ましいですが、相手は同じタクシーで帰りたがるはず。

そういう場合は「もう一軒呼ばれていて、どうしてもそこに顔を出さなければいけない。お世話になっているお姉さんからの頼みなので、断れない」などと言うのが良いでしょう。

また、「帰りはお抱えの個人タクシーがいて、必ずその人に乗せてもらっている」などとかわすのも一つの方法です。

お客様との関係をつくるためにも、アフターを断るときは上手に断ろう

アフターにお誘いいただいているということは、間違いなく気に入っていただいているということです。

これを次に繋げるためにも、断る場合も相手が不愉快にならないよう、誠実な気持ちを持って対応しましょう。

またいずれの場合も、ありのままで断れるのであれば問題ありませんが、なんらかの設定を作らなければならない場合は、要注意です。

あちこちで設定をコロコロ変えると、自分でもわけがわからなくなってしまうもの。一貫して同じ設定をつくれるように、気をつけておきましょう。

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